会長挨拶

学内外の会員に喜ばれる共晶会づくり

共晶会会長  坂本 雅昭

本年(H27年)7月の総会にて会長に任じられました坂本です。ここ4代の会長が学内から選任されて10年間続き、そろそろ民間企業出身者から、との意向があり野村宏之前会長から引き継ぎました。私は企業に就職してからの大学との関係は少なく、せいぜい共晶会総会での講師、共晶会会計監査、工学部同窓会副会長と断片的な接点があった程度です。しかし引き受けた以上は少しでも本会の発展に貢献出来る様、精一杯努めてまいる所存です

さて共晶会の現状ですが、本会対象の卒業生・職員約3,500名の内、連絡不能者が約20%、そして連絡可能者の内、会費納入者はわずか30%強、と極めて淋しいものがあります。また特に若い人達の会費未納者が多い現象は残念でたまりません。これは入会する意義や魅力が感じられないのか、あるいは会費納入が面倒なのか・・・。

そこで今期の活動のスローガンを「学内外の会員に喜ばれる共晶会づくり」としました。今期の幹事の皆さんとも事前に打ち合わせを持ち、以下の課題に取り組むこととしました。

1.    活動の多様化・活性化

   ①  共晶会、大学、民間との連携強化
   求人・求職活動での協力体制の強化。共晶会からの学位論文賞の授与。
② ホームページの充実と情報発信によるコミュニケーションづくり
 名簿発行の検討(個人情報保護法にも準じて)
④ 会誌「共晶」における学内外の情報交換の充実化

    
   2.    会員数の拡充と会費納入の安定化

  ①  会費納入の簡素化
   銀行引落し制度、振込のコンビニ化
② 過去未納者の復帰条件の見直し改善
③ 新規会員の入会率の向上

上記の他、理事会の構成員の見直し、終身会員制、顧問・名誉会員設置等についても討議中です。これらの課題についてはまだまだ多くの難題が山積しており、また会則の変更や総会の決議を必要とするものが含まれています。
 しかし幸いにも、各担当幹事の皆様が本課題に非常に積極的に取り組まれており、頼もしく感じています。またこの8月から教室主任秘書と共晶会事務局の兼任役として杉山麻里さんが着任され、事務処理も一段とスピードアップされてきています。
 いずれにしても共晶会は学内外の先輩・後輩の極めて貴重な「出会いの場所」、であり、いつまでも皆様の「第2のふるさと」であって欲しいと願ってやみません。我々幹事会一同も会員の皆様に少しでもお役に立てることこそが最大のやりがいと喜びです。そしてそのためにも会員皆様方のご理解と絶大なご支援を何卒宜しくお願い申し上げます。

 

【プロフィール】

1966;名古屋大学工学部金属学科卒業
1966;大同メタル工業(株)技術部入社
1994;技術研究所 副所長
1994;名古屋大学工学部 博士号
1994;取締役 バイメタル製造所長
1997;日本トライボロジー学会 論文賞
1999;常務取締役 第1カンパニープレジデント
2005;専務取締役 経営企画室長
2005;中部IE協会欧州視察団 団長
2007;代表取締役社長
2009;日本自動車技術会 技術貢献賞
2012;日本自動車技術会中部支部 監査役
2012;特定非営利活動法人「ささえあい」理事
2013;日本自動車技術会 フェロー