21世紀に向かって

明石海峡大橋

 神戸市垂水区舞子と淡路島側の津名郡淡路町松帆との間の明石海峡に架かる橋長3911m(阪神・淡路大震災の影響で予定より1m伸びた)、中央支間長1900mの3径間2レンジ補剛トラス吊橋である。現在世界一のハンバー橋(イギリス)より581mも長い世界最大の吊橋であり、今春の4月5日に開通した。この明石海峡大橋の愛称が、一般の応募により「パールブリッジ」に決定した。夜間のライトアップが真珠を重ねたような美しいイメージがあり、架橋地点の神戸と淡路島が真珠の加工流通や真珠核の生産で知られることから決められた。
 また、本四連絡道路の新しい通行料金が発表された。開通後5年間は利用促進のために、基本料金より2割安い特別割引や、明石海峡大橋開通の前売り割引が実施される。主な区間の料金は次の通り。

区間
前売り
開通後5年間
5年後以降
垂水IC〜淡路IC
2200円
2600円
3250円
垂水IC〜鳴門IC
5000円
5800円
7250円
神戸西IC〜鳴門IC
5300円
6050円
7600円

2月17日、神戸−徳島・淡路、大阪−徳島・淡路などを結ぶ定期バスの運賃が発表された。いずれのバスも、開通翌日の4月6日から運行している。

高速舞子
神戸(新神戸駅、三ノ宮駅など)
大阪(大阪駅など)
洲本
1500円
1800円
2300円
徳島駅
2900円
3200円
3600円

明石海峡大橋の観光スポット

恋人岬
神戸市の垂水下水処理場を観光用にリニューアルオープンした。

五色塚古墳

神戸市垂水区にある兵庫県内最大の前方後円墳。夕方になると、沈む夕日をバックにした大橋のシルエットが見ることができる。

テラス広場

明石市役所西側にあるこのテラスからは、東側に明石海峡が一望でき、橋中央の延長線上には関西空港がある。5月頃仮オープンの予定。


神戸空港

 神戸空港は、神戸都市圏における航空利用者の利便を図り、兵庫県地域空港システムの母港とすることを目的にした第三種空港地方公共団体が設置し、管理する空港)である。ポートアイランド沖約3kmに位置する空港島の面積は292ha、2500mの滑走路が1本で、平成16年度に開港予定である。